輸出者
LCLの海上運賃はいくらですか。
まんじゅう
USD50/RTです。
輸出者
RT?
海上輸送の見積もりで見かける単位「R/T」。
面積の「m3」や重量の「kg」は、イメージがつく方は多いのではないでしょうか。
海上輸送(混載便)LCLでよく使われる単位「R/T」
在来線やRORO船で使われる「F/T」
今回の記事は、この用語の説明と計算方法の紹介です。
この記事で分かること
- 「R/T」と「F/T」の意味の違いが分かるようになる。
- 「R/T」と「F/T」の計算方が分かるようになる。
「R/T」とは
「R/T」=「Revenue Ton」の略
容積1m3=重量1tと換算して、いずれか大きい方を運賃換算の基準とします。
「R/T」の計算方法
では、早速事例を用いて計算してみましょう!!
【例】海上運賃 USD50/RTの場合
① 1個 20kg(箱)0.06m3 合計50個 1,000kg 3m3
② 1個 5kg(箱)0.1m3 合計50個 250kg 5m3
①と②の合計 1,250kg 8m3 よって換算8m3
運賃 USD50×8m3 合計USD400
上記の計算のように
「容積の合計」と「重量の合計」を比べ、大きい方を適用します。
「F/T」とは
「F/T」=「Freight Ton」の略
容積1m3=重量1tと換算基準は「R/T」と変わりません。しかし、計算方法を注意して見てください。
「F/T」の計算方法
では、早速事例を用いて計算してみましょう!!
①12m3(200cm×400cm×150cm) 13,000kg → 13 F/T
②3.3m3(110cm×200cm×150cm) 1,500kg → 3.3 F/T
③13.8m3(200cm×300cm×230cm) 3,800kg → 13.8 F/T
合計 30.1F/Tとなり、それに海上運賃を乗じます。
上記、計算事例のように各々個数でR/Tを計算し、各々大きい方を加算基準として合計します。