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知って得する!コンテナの フリータイム(free time)とは

FCL海上輸送に際に、皆様は「Free time」を気にされてますでしょうか。

この「Free time」を理解することで、貿易を有利に進めることができます。

この「Free time」(無料保管・返却期間)を過ぎると、思わぬ費用が発生します。新商品での輸入通関、植物検疫、食品検疫などトラブルが発生すると、コンテナを引き取るまでに時間が掛かることがあります。時間が掛かった時に思わぬ費用が、掛かります。そして、その費用は海上運賃よりも高くインパクトになることがあります。

このようなトラブル防止のためにも、今回は「Free time」をついて説明いたします。

この記事で分かること
  • 各用語の意味が分かるようになる。
  • フリータイムの延長方法
  • 事例に基づくトラブル予防
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フリータイム(Free time)という言葉に「要注意!」

筆者個人的には、このフリータイム(Free time)という言葉は、あまり好きではありせん。

なぜなら、フリータイム(Free time)は、2つの用語の無料期間だからです。どの無料期間かを取り違えると余計な費用が掛かったります。

フリータイム(Free time)とは
デマレージ(Demurrage)」 と 「ディテンション(Detention)」

の「無料期間のことです。

フリータイム(Free time)と聞くと、

デマレージ(Demurrage)」 と 「ディテンション(Detention)」

どちらの無料期間を言っているのかを認識することが重要です。

例えば

フリータイム(Free time)=14daysの内訳は

デマレージ(Demurrage)  7days
ディテンション(Detention) 7days

だったりします。

よって、デマレージを14daysと思ってしまうと、思わぬ保管料が掛かってしまいます。

それでは、「デマレージ(Demurrage)」 と 「ディテンション(Detention)」それぞれの意味を説明して参りましょう。

デマレージ(Demurrage)とは

たくさんコンテナが置いている場所。これは、コンテナヤード(Container Yard:CY)の写真です。

コンテナ船から陸揚げされたコンテナは、まずコンテナヤードに保管します。
この無料保管期間を過ぎると保管料が発生します。

デマレージとは、超過保管料のことです。

輸入者は、この無料保管期間内にコンテアナを搬出しないとこのデマレージ(超過保管料)をお支払いしなければなりません。

一般的に、コンテナヤードからコンテナ滞留を防止し引き取りと促すことから、デマレージ(超過保管料)は、保管期間が増すごとに

保管料/1日あたり

料金が高くなります。

その超過保管料や期間は、「物流会社」や「船社代理店」にご確認くさい。

通常、フリータイムの計算には、デマレージは土、日、祝日は計算に加えません。しかし、船社によっては例外もございます。(筆者は例外も経験済みです。)必ず確認することをおすすめします。

ディテンション(Detention)

コンテナヤードから搬出されたコンテナは、トラックで納入先へ配送されます。そして、コンテナから貨物を取り出した後、このコンテナを返却しなければなりません。(基本、コンテナは船社の持ち物のため)

そして、このコンテナの「無料貸出期間」内に返却がないと「返却延滞料」が発生します。

ディテンションとは、返却延滞料のことです。

デマレージと同様に、空コンテナを回収を促すために、超過する期間が長くなるにつれて

延滞料/1日あたり

料金が高くなります。

通常、ディテンションの計算には、デマレージは土、日、祝日は計算に入れます。しかし、船社によっては例外もございます。必ず確認することをおすすめします。

フリータイムの延長方法(筆者の経験による)

筆者の経験からですが、「フリータイムの延長方法」を紹介します。

自分で海上輸送を手配する場合は、輸入地のフリータイムを意識して手配している方はいらっしゃいますか。確かにゼロではないですが、比較的に相手の輸入地のフリータイムを意識して手配する方は少ないと思います。

自分が輸入者であり、輸出者が海上輸送を手配する場合

最低でも「船が出航する前にフリータイムの延長依頼」をすることです。

そして、ただフリータムを延長するだけでなく、デマレージとディテンションを確認することをお勧めします。

また、運賃の上げることでフリータイムが延長できる場合もあります。

輸出者が、海上運賃を負担する場合は、多少金額が上がってもメリットがると思います。

もし自分が、海上輸送を物流会社へ手配する場合、輸入者への気遣いのためにも輸入地でのフリータイムを意識してあげましょう。

概ね安い運賃は、このフリータイムが短いことが多いです。

デマレージやディテンションが発生してしまうと運賃に比べもにならないほど、保管料や延滞料が掛かりインパクトが大きいということです。

しかし、出航後はフリータイムが延長できる可能性が低くなりますがゼロではありません。

出航後フリータイム延長について

可能性高い

  • アジア(中国、韓国含む)発、アジア系船社の場合

可能性低い

  • 欧米発、欧米系船社の場合

デマレージの回避方法

輸入者
デマレージのフリータイムの延長依頼もしましたが、無理でした。フリータイムも5日しかなく時間がありません。商品確認に時間がかかりそうです。
まんじゅう
わかりました。保管料の兼ね合いもありますが、一度「保税運送」して外国貨物のまま倉庫保管を検討しましょう。

もしフリータイムが延長できず、なお輸入許可になるまでに時間が掛かりそうな場合どのようにすればいいか。

輸入通関の確認などで日数が掛かりそうであれば「保税運送」をして、保税蔵置場に保管するという方法もあります。

確認事項
  • 倉庫(保税蔵置場)の空きがあるのか
  • デマレージ(超過保管料)と倉庫保管料の比較

要するに「外国貨物」のままで保管をするということです。

注意事項 危険品のフリータイム

海上輸送(危険品)に関しては、デマレージのフリータイムが短いことが多いです。
その中でも筆者が、あやうく失敗しそうになった経験談を紹介します。

それは、海上輸送(LCL危険品)のフリタームでトラブルになりかけたお話しです。

それは、LCLで危険品を日本国内に輸入する時

デマレージのフリータイムが、無かったということです。

理由:LCLのCFS(倉庫)が、危険品倉庫でなく一般倉庫であったこと。

そのような場合は、搬入日=搬出日=輸入許可日になるということです。
このようなタイミングで輸入申告することはかなり難しいです。しかも危険品です。

もし間に合わなければ、保税運送をして別の危険品倉庫へ移す手配が必要です。

解決方法

CFS=危険品倉庫のサービスを利用しましょう。

CFSの倉庫の確認は、混載サービスを行なっている会社へ確認すること。

そもそも無料保管期間は短いですが、デマレージをお支払いすることで輸入通関でトラブルになった際は、保管延長できます。

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